過去問は解きっぱなしにしない
問題を解いたらすぐ答え合わせ、同時に「自己分析」と
「ポイント用語」を探せ!
過去間を解いたあとは、問題を解いたままにしないで、すぐに答え合わせをし、
「自己分析」しましょう。
「自己分析」は、今の自分の状態を認識する指標となります。
たとえば、次のような感じです。
● 今回はこの設問の、この「ポイント用語」の解釈を間違えた。
前回も同じような「ポイント用語」を間違えている。
自分はどうもこの「ポイント用語」が苦手なようだ。
● 前回間違えた過去問が、今回はできた。
「ポイント用語」を重点的にやった、あのやり方がよかったようだ。
● 毎回、構造の計算問題は間違いが少ない。
自分は、構造計算問題が得意のようだ。
こうして自己分析をしてみると、自分の実力がどれくらいついて、
なにが得意で何が苦手なのかを客観的に確認できます。
問題を解きっぱなしにして、「自己分析」せずに答え合わせだけして
「今日はできた」、「今回の問題は難しかった」
と一喜一憂していても、実力アップにはつながりません。
過去間に時間を使う理由は、「どこができなかったのか」、
「どうすればできるようになるか」を、分析して、
記憶すべき「ポイント用語」を探すためでもあるのです。
自分の実力と弱点、実行している勉強法の効果を分析し、
「ポイント用語」を探し、勉強に反映させれば、
最短コースで、合格ラインに達するはずです。
どの勉強法が効果的だったのかを分析することは、よい習慣です。
コッコッと過去問を解きながら、常に自分の実力を分析し、
苦手な「ポイント用語」を確認して、重点的に勉強してください。
これまでお話ししたことを、よりいっそう意識して「自己分析」を行ない、
「ポイント用語」による勉強方法の見直しをしてください。